「新聞社だからこそ届けたい一瞬の輝き 埼玉新聞社が見出した写真の新たな可能性」
今回お話をお伺いしたのは・・・
株式会社埼玉新聞社の松本様です。
株式会社埼玉新聞社は、創刊80周年を迎えた埼玉県誌を発行している会社です。「われわれは新聞本来の使命に生き、それを通じて、広く埼玉県民に奉仕する」を社是に、約700万人の埼玉県民に愛され信頼される紙面づくりに取り組んでいます。
2023年秋より当社サービスを導入。写真販売を始めたきっかけから将来の展望まで、貴重なお話をお伺いしました。
ハッピースマイル小松/以下小松:本日はお時間をいただきありがとうございます。埼玉新聞社様には2023年秋に弊社サービスを導入していただきましたが、それ以前はどのように写真を活用されていたのでしょうか?
埼玉新聞社 松本様/以下松本様:埼玉新聞社では、「みんなのおもいで.com」と出会うまで、インターネット上で写真を公開しておらず、ホームページにある申込先から電話やメールでお問い合わせいただいた場合のみ、個別で販売をしていました。
小松:個別に販売されていたのですね。私も直接電話やメールで注文を受けたことがありますが、とても大変だった記憶があります。どのような経緯で弊社サービスの導入を検討されたのでしょうか?
松本様:弊社では新規事業のひとつとして、「じぶんデザイン」という子ども向けの体験教室を運営しています。その体験教室で撮影した写真を「みんなのおもいで.com」でインターネット販売してみませんか?と、ご提案いただいたことがきっかけです。
もともと写真の販売自体は検討していましたが、ご提案いただいたことでインターネット販売を本格的に考えるようになり導入しました。
小松:ありがとうございます。現在も体験教室を中心に写真を販売されているのでしょうか?
松本様:現在は体験教室に加え、子どもたちが関わるスポーツ取材やイベントなどで撮影した写真の販売も行っています。先日は野球教室の取材を行い、撮影した写真を販売したところ、保護者の方から「子どもが活躍する姿や取材の思い出を残せて嬉しい」と、とても喜んでいただけました。
小松:私たちも大切な思い出を届けるお手伝いができ、大変嬉しく思います。思い出を手元に残しておけるという点では、現在はスマートフォンで撮影し、そのまま端末の中やクラウドに保管する方が多いと言われています。そのような背景からも写真はデータでの購入が主流だと思われがちですが、実は弊社サービスでご注文いただく写真の9割が現像写真なのです。
松本様:それは意外ですね!データの方が多く購入されていると思っていましたが、現像写真にはどのような魅力があると感じていますか?
小松:家族や友人とアルバムを囲んで語り合う、こうした団らんの時間こそ現像写真ならではの魅力だと思います。また、現像写真をアルバムに保管し10年、20年と残すことで、子どもたちが大人になった時に幼少期を振り返るきっかけにもなります。そして、またその家族が集まりアルバムを見ながら思い出を語り合う…そんな温かい時間を作っていただけたら嬉しいですね。現像写真には現像写真ならではの良さがあり、もちろんデータにも待ち受け画面や年賀状に使えたりするデータの良さがあります。
松本様:確かに、スマートフォンの画面を覗き込むよりもアルバムを囲んで眺める方が会話も弾みますね。一方で、データの良さも分かります。先日開催された小中学生向けのゴルフ大会で、初めてデータの販売を行いましたが、予想以上に売れ行きが良く、保護者の方々に大変喜んでいただけました。
先ほど小松さんがおっしゃったように、購入いただいたデータをスマートフォンの待ち受け画面や通話アプリのアイコンに設定される方も多く、現像写真と写真データの両方を販売して良かったと思っています。
小松:私も子どもの写真を待ち受け画面に設定しているので、お気持ちよく分かります!
松本様:写真を販売することでこんなにも喜んでいただけると、私たちも嬉しい限りです。また、直接ご感想をいただかなくても「人気写真ランキング」という機能を活用することで、どのようなシーンの写真が求められているのかが分かるのも魅力の一つですね。例えばゴルフの写真では、スイングの瞬間が人気だろうと予想していましたが、実際にはコースを回りながら次のショットに向かうシーンの写真も数多く購入いただいており、大変驚きました。
小松:人気写真ランキング機能をご活用いただき、ありがとうございます!
松本様:実際にどのようなシーンに需要があるのか分かるため、次回の撮影にも活かしています。予想外の写真が人気になることもあり、担当者同士で盛り上がっています(笑)。今では人気写真ランキングを確認することが楽しみのひとつとなっており、カメラマンのモチベーションアップにも繋がっています。
小松:取材へ行った際、規模によっては何百から何万枚もの写真を撮影されると思いますが、紙面に掲載される写真はほんの一部ですよね。紙面に掲載されなかった写真は、これまでどのように扱われていたのでしょうか?
松本様:紙面に掲載できる写真は限られているため、何千枚、何万枚の写真の中から数枚を選び紙面に掲載します。その他の写真は、お問い合わせがあれば販売していましたが、販売できなかった写真は全て削除していました。ただ、その中には部活動に励む子どもたちの頑張る姿や、イベントを楽しむご家族の姿など、数多くの貴重なシーンがありました。これらの写真は、保護者やご家族には大きな価値があり、この写真と思い出をどうにか届けたいと思っていました。
小松:弊社サービスの導入には、そういった背景があったのですね。
松本様:サービス導入後は、写真一枚一枚に込められている想いや思い出を届けられるようになりました。また、販売する際には価格を設定する必要がありそれらに価値を付けるため、その重要さを改めて感じ意識が高まりました。
小松:写真に価値を付けるという考え方は、とても印象的で考えさせられました。今後も埼玉新聞社様とともに、たくさんの思い出を届けるお手伝いができれば幸いです。最後に、今後の展望について教えていただけますか?
松本様:今後、埼玉を中心に写真を通してさまざまな繋がりを広げて行きたいと考えています。埼玉にゆかりのある芸能人やスポーツ選手とのつながりも活かしながら、写真を活用した埼玉の魅力発信に取り組んでいきたいですね。
小松:埼玉の魅力を発信する面白い取り組みになりそうですね。是非私たちも一緒に盛り上げていきたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。
【団体情報】
会社名:株式会社埼玉新聞社
所在地: 埼玉県さいたま市北区吉野町2-282-3
代表: 関根正昌